今日は朝から霧に包まれた山の上です。道中は視界も10メートルほどで、出勤にも気を使いました。

群馬県内はどこもかしこも春の花満開で賑わっていますが、標高1000メートルの世界ではまったく別の時間が流れています。ハナモモやユキヤナギもようやく膨らみ始めたばかり。

川のせせらぎや、キジ、ツバメ、ウグイスなどの声が響く中、訪れる者の少ない静かな山の上を散策していると、その時間の流れを実感します。

ガーデンではカウスリップやプリムラも咲き始めました。

足元に目を落とすと、ヒメオドリコソウやホトケノザが咲いています。オキナグサも周囲に溶け込むように背を伸ばし始めました。

狩りから逃れたフキノトウたちも、いよいよ背を伸ばす段階に入っています。

沢のそばでは天然の水質センサーでもあるサワワサビが可憐な花をつけ、今年も夏場の私の水分補給を保障してくれて一安心といったところ。

雨が降ると肌寒く、まだまだ冬の残り香が漂う山の上ですが、足元ではしっかりと新たな生命が育まれつつあり、今後が楽しみです。

ではまた次回！