10/21
2023
色づく木々とシードガーデン
2023年10月21日(土)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2023
2023年10月21日(土)
中之条花楽の里
この数日の間に紅葉が一気に進みました。
10月20日には近くの暮坂峠では「牧水まつり」が行われました。
若山牧水が草津から沢渡に向けて暮坂峠を越えたのが大正11年の10月20日。
この日にちなんで毎年行われているとか。
そして、この頃からこの辺りでは紅葉が見頃になるそうです。
さて、山の上庭園の様子をお伝えいたします。
山の上でも木々が一気に色づいてきました。
園路沿いのドウダンツツジは燃えるように真っ赤に…
奥のオレンジの木はヌルデ。
その脇の林縁には、ノブドウが一面に絡んでいました。
色とりどりの実がたくさんついています。
藍色、瑠璃色、青磁色、浅黄色・・・
色いくつ数えられますか?
カツラの葉が降り積もった小路を歩くと、甘い香りに包まれます。
紅葉した森とススキ原を背景に、庭園はシードの季節を迎えています。
オミナエシのシードの奥には、ジョーパイウィード
見上げるような高さのジョーパイウィードはすっかり綿毛になり、葉は優しい黄色に色づき始めました。この植物は季節の変化とともにじつに様々な表情を見せてくれます。
まだまだ元気に咲き続けてくれているライオンズイヤー(シソ科)
別名を「クリスマスキャンドルステック」ともいうそうです。
ドライフラワーにして、クリスマスのアレンジにも使えそうです。
写真の上に差し掛かる枝はカマツカ(バラ科)。
枝に沿うように小さな赤い実を付けています。
庭園内に何本かありますが、横に張り出す枝が多いように感じます。
足元に目を向けるとゲンノショウコ(フウロソウ科)の種も弾けていました。
クルンと種を飛ばした後の姿が「お神輿」の屋根の形と似ているので、「みこしぐさ」とも呼ばれるそうです。
アキレア(キク科)は、来年に向けて新しい葉の準備を始めていました。
厳しい冬を乗り越えられるのでしょうか?
色の抜けたモノトーンの世界のシードガーデン。
色のない世界だからこそ、ひとつひとつの植物の形が際立ちます。
花の季節とは違う美しさを発見することでしょう。
鮮やかに色づく木々の紅葉を背景にモノトーンのシードガーデン。
カサカサと揺れる音も聞こえてきます。
一年の終わりに近づく今の時期しか味わうことのできない世界です。
最後に、ショップの中もご案内させていただきます。
クリスマス関連コーナーも、新しい商品が続々と入荷して充実しています。
思わず手に手に取りたくなるお人形たちにぜひ会いに来てくださいね。
そして、ドライフラワーギャラリーには、早くもお正月コーナーが!
そのまま飾れるお正月飾りや、しめ縄やリース台も数多く取り揃えております。
ドライフラワーでオリジナルのお飾りを手作りしてみるのも良いですね。
山の上でお待ちしています。