08/07
2021
木漏れ日を楽しみながらの散策も
2021年08月07日(土)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2021
2021年08月07日(土)
中之条花楽の里
つい先日、群馬県も独自基準による新型コロナウイルス警戒度が4に設定されました。それに関連して各対象市町村ではガイドラインに基づいた休業要請等が行われるようですが、現在のところ中之条町はその対象からは外れるようです。
よって山の上庭園も当面の間は通常通り営業を続けられると思いますが、今後の推移次第では一時閉園措置等もあるかも知れませんので、自治体やホームページの情報などを逐次ご確認いただければと思います。
というわけで、8月7日の開花状況です。
アナベルは1割ほどが黒くなり始め、時季終わりの合図を出し始めています。まだまだ見応えはありますが、そろそろ”今年もお疲れ様”といった具合でしょうか。一方でエンドレスサマーはようやく目を覚めし始めました。8月中旬から9月までが見頃になると予想されます。
ガーデン内ではソープワートが名前通り”泡のような”花をモコモコ咲かせています。この時期はフロックスなどもあちらこちらにモコモコと咲いているので、花同士が互いの領域をかけて勢力を争っているかのような様相を呈しています。
そんな状況を尻目に、エーデルワイスの隣にある柵では「ここは私のテリトリー」とばかりにオミナエシが我が世の夏を謳歌しています。
ルドベキア・マキシマに至っては、ガーデン内に留まらず園内の外にまで勢力を広げています。横だけならまだしも、天にも向かって高くそびえ咲いておりますので、野心の高い花なのかも知れません。
ちなみに、ルドベキアとヒメヒマワリは見分けにくいという話をよく目にします。実際に品種によってはほぼ見分けがつきません。私もかつて見分けがつきにくい花の見分け方について公園で植栽管理を専門としている方に聞いたことがあるのですが
「植えた人にしかわからんよ!」
と、輝くような笑顔で言われたことがあるので、てきと そういうことなんだと思います。
実際に鳥類のワシとタカも名前が違うだけで生物分類学的に明確な違いは無く、なんとなく大きさによって「〇〇ワシ」や「〇〇タカ」などの名前が付けられている程度だそうですので、専門的な学術の世界であっても、そういうことは多いのだと思われます。
さて、以前の記事で紹介した森の中の沢ですが、橋を渡って向こう側に行くこともできます。その沢地の向こうではオニユリが美しい姿を披露してくれています。
また、沢地の近くの木漏れ日の中では、個人的に”木漏れ日の女王”と呼んでいるフシグロセンノウがおいしそうなオレンジソルベ色の花を咲かせています。中之条の町花でもあるヤマユリに、蕾も花も丸くて可愛いレンゲショウマも咲いていますので直射日光の強い炎天下の時季には、木立の中でゆったり山野草を探してみませんか?
最後に、ブルーベリー情報です。
私や来園者の方々や野生動物に食べられたり、熟しきって落果したり、私に食べられたりして残り1割5分程度になってしまいました。予想以上に早いペースで無くなっていますので、野趣味溢れる味覚を試してみたい方はお早めにどうぞ。