06/05
2025
ガーデンの宿根草が咲き始めました
2025年06月05日(木)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2025
2025年06月05日(木)
中之条花楽の里
長い間庭園だよりの更新が出来ず、大変申し訳ありませんでした。
標高1000mの花楽の里も、緑輝くさわやかな季節を迎えています。
6月に入り、庭園の宿根草の植物たちはぐんぐんと伸びてきました。
花たちもちらほらと咲き始めました。
庭園のアーチをくぐると、まず目に入ってくるのは
イエローキャンドル
レモンイエローの色あいがさわやかです。
こちらはクロバナフウロ
赤茶色のシックな色合いが、他の植物ともよく馴染みます。
同じフウロソウ(風露草)の仲間も咲き出しています。
ゲラニュウム・サンギネウム:アルバ
和名でアケボノフウロの白花です。
まさに朝露に濡れて風露草そのものでした。
白い花といえば、オルレア
こちらは一年草ですが、昨年のこぼれ種が次々と咲き出しています。
この中に赤花のアキレアを植えこみました。
紅白の色あいを楽しめれば・・・
青紫の花穂をすらりと伸ばしているのは
バーバスカム・ヴァイオレッタ
宿根草ですが、こぼれ種でもあちこちから生えてくる丈夫な性質で、今の時期はこの花がメインともいえるかもしれません。
こちらも同じ仲間のバーバスカム・サザンチャーム
こちらはさほど増えませんが、落ち着いた色合いが印象的です。
チョウジソウ
星形のかわいらしい花が枝先にたくさん付きます。
淡いブルーがさわやかです。
こちらの株は年数のたった大株で、遠くからでも目をひきます。
手前に咲くのは
トロリウス・ゴールデンクイーン
ゲウム・トータリータンジェリン
一年前に植え付けた株が一回り大きくなって咲いてくれました。今後が楽しみです。
シラー・カンパニュラータ
球根植物ですが、種からも増える丈夫な植物です。
庭園の奥に進んでいくと、白いボールのような花をいっぱいに付けた灌木に惹きつけられます。
セイヨウテマリカンボク(西洋手毬灌木)
その姿のとおりスノーボールとも言われます。
アジサイに似ていますが、ガマズミの仲間です。
イガグリスゲ
緑色の金平糖のような実をいっぱいに付けたスゲで
お客さんからよく尋ねられる植物です。
さらに奥に進むと
牧場風の手づくり柵の中の鮮やかな赤い花が目に留まります。
アストランティア
六合地区でも切花として生産されている花で、
ドライフラワーにも加工されています。
毎年お問い合わせを多くいただくエーデルワイス
昨年は6月20日頃から見頃になっておりましたが、
今年はまだ花の気配もない状態なので、少し遅れるかもしれません。
奥にルピナスの大株があります。
昨年植え付けたものが冬を越して大きくなりました。
昨秋に種まきをしたヤグルマソウもやっと咲き始めました。
寒冷地だと成長もゆっくりで、時間をかけてゆっくり育っている感じがします。
バーバスカム・ヴァイオレッタも自然に生え、青系の花のゾーンとなりました。
庭園内は、赤い葉を持つカラーリーフが点在し、風景を作り出してくれます。
赤葉コデマリ(ディアボロ)
スモークツリー
芽吹いてから時間が浅い今頃は葉が薄く、光に透かした色は格別です。
先から花が伸びてきました。
周辺の山々からはハルゼミの声が響き、時折カッコウやホトトギスの鳴き声も聞こえてきます。
雨あがりの日など、多くの蝶も飛び交い、虫たちの活動も盛んです。
高原の夏は始まったばかり。これから庭園の花の種類もどんどん増えてきます。
心地よい風に土や森の匂いを感じにいらしてください。