09/10
2021
アサギマダラがやってきました!
2021年09月10日(金)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2021
2021年09月10日(金)
中之条花楽の里
初秋の雨が続く中で久しぶりの好天に恵まれた9月10日です。山の上も雰囲気がどことなく秋の仕様へと変わってきており、木々の枝にも様々な実が膨らみ始めてきています。
さて、9月10日時点での開花状況です。
コスモスはまだまだ見頃ではありますが、ガーデン内も全体的に秋の雰囲気が漂ってきました。元気なのはオミナエシやフジバカマなどのヒヨドリバナ系の花です。
そんな中、今週アタマからチラホラとアサギマダラを見かけるようになり、今日はだいぶ多めの頭数を確認することができました。園内のフジバカマやマツムシソウ、ノアザミ等でよく吸蜜しており、これから10月にかけて多くの飛来が期待されています。
ちなみに私はアサギマダラを初めて見たのですが、予想よりも大きいことに驚いたと同時に、ものすごく敏感で撮影に苦労する相手だということを実感しました。
何度も何度も撮影のチャンスを逃し続けては再挑戦を繰り返した挙句、そのうち「開花状況の撮影をする」という本来の目的を忘れ、周囲を飛び交う蝶の撮影に夢中になってしまいましたので、ここからは蝶の画像を多めでお送りいたします。
園内で最大勢力を誇るミドリヒョウモンです。特に見つけようと思わなくても目に入ってくるほど数が多いです。
ジャノメチョウは翅の欠けたものが多かった印象です。パっと見では蛾のような雰囲気のある蝶ですが、ゆらりゆらりと飛ぶ蛾はいないので、蛾嫌いの人も怖がらないでほしいです。
オオヒカゲは四阿(あずまや)によくいます。あまりヒトを警戒しないというか、油断していると肩に乗っていたりするので割とたわむれやすく、個人的には好きな蝶です。
モンキチョウとモンシロチョウは草むらでよく見かけます。この時期はツガイで追いかけっこをしている姿をよく目にしますが、螺旋を描きながら飛んでいる姿は、アニメでよく描写される姿そのものですね。
最後は、沢沿いに咲く花のご紹介です。
沢に至る道沿いにはキバナアキギリ(黄花秋桐)が咲いています。黄花という割には薄いレモンイエローといった感じですが、ひっそりと咲いている姿と合わせ、奥ゆかしい花なのかも知れません。
沢ではセキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁治)が咲いていました。流れる水の上に覆いかぶさって優雅に揺れる様子を見ていると、その場で横になって昼寝をしたくなります。
ツリフネソウも一大群落を形成しています。湿気の多い日陰に咲く花ですので、沢沿いは最高の環境なのかも知れません。
シシウドのシラネセンキュウもよく咲いています。別名をスズカゼリというらしいですが、私は初めて知りました。山野草博士への道はまだまだ遥かに遠そうです・・・
緊急事態宣言も延長となり、大型の台風も近づいているので、何かと心配事の多い日々が続くことになりますが、気持ちの良い秋を迎えられることを願いたいですね。