09/22
2023
木の実も色づき始めました
2023年09月22日(金)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2023
2023年09月22日(金)
中之条花楽の里
「暑さ寒さも彼岸まで」のとおり、暑さも治まってきましたが、
ここ標高1000mの山の上では、朝晩では長袖が欲しくなるような温度になってきました。
雨あがりの曇空の今朝は、どこか寂しさを感じるような・・・
周辺に見える山の紅葉はまだこれから・・・
ススキの根元のチカラシバは雨をたっぷりとふくんで・・・
フジバカマ(キク科)も開花しましたが、待ち望んでいたのアサギマダラの姿は見えず・・・
猛暑のせいなのか今年はとても少ないそうです。(スタッフが1匹だけ見かけたそうです。)
フジバカマの仲間のユーパトリウム・チョコレート(キク科)
まさにチョコレート色の葉(裏)に真っ白の花の対比が美しい。六合(くに)地区でも「切り花」として生産されており、一部はドライフラワーにも加工しています。
❀ユーパトリウム・コエレスティナム(キク科)も同じくフジバカマの仲間。
青花と白花があります。こちらはもう終わり気味。
シオン(キク科)と同じくらいの人の背丈ほどの高さまで伸びるシュウメイギク(キンポウゲ科)
シオン(紫宛)は、小さな星形のキクのような花が集まった花で、属名のasterはラテン語で「星」を意味するのだとか。
秋らしいさわやかの色の組み合わせです。
❀ヤマボウシ(ミズキ科)は、たわわに実を付けています。
6月に白い花を木いっぱいに咲かせていたことを思い出します。
落ちていた実をかじってみるとほのかに甘いですが、それほどおいしいものではありませんでした。
❀ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
ヤマボウシの先には、艶やかな実の美しいムラサキシキブ(紫式部)の灌木があります。
赤茶色に色づき始めた葉も実の色に近いような・・・
❀ノブドウ(ブドウ科)
サンショウバラの木に絡まっています。バラのためには早めにツルを取ってあげた方が良いと思うのですが、実の色がカラフルで魅力的なので迷ってしまいます。しかもここのは実が大きい。
森の中にも歩みを進めると、山の花にも出会えます。
❀サラシナショマ(キンポウゲ科)
庭園の中には大型の園芸種がありますが、こちらは自生種。
沢沿いの林内にひっそりと花穂を伸ばしています。
❀セキヤノアキチョウジ(シソ科)
青紫色の繊細な細い花を多数付けています。
沢の水音を聞きながら育っています。
❀キバナアキギリ(シソ科)
同じくシソ科の植物で花の形は似ていますが、色と大きさが違うとずいぶんと印象も違うものです。
❀アキノキリンソウ(キク科)
山ではおなじみの植物。庭園に咲く園芸種のソリダコと同じ仲間。自生種は全体的に小ぶりですね。
この森の小径の先には、以前のビエンナーレの作品にも出会うことができます。
花から実へと移り行く庭園、周辺の山を見ながら歩くススキの路、沢の音を聞きながら辿る森の路、
山の上庭園の秋は、いろいろな表情を見せてくれます。
秋をさがしに、どうぞお出かけください。
山の上でおまちしています。