05/10
2024
花の種類も増えてきました。
2024年05月10日(金)
中之条花楽の里
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2024
2024年05月10日(金)
中之条花楽の里
汗ばむような陽気の日があるかと思うと、遅霜が降りる程に肌寒かったりと、気温の変化が激しいです。
ハナモモの季節は過ぎゆき花びらが舞い散る季節になると、庭園の宿根草や灌木の花の種類も増えてきました。
アジュガ(シソ科)
建物から庭園に歩き出して、すぐのエリアで見られます。
日陰にも強いグランドカバーとして、人気のある植物です。
ここでは、すぐに他の植物に覆われて隠れてしまいますが、花の季節には周囲の植物も低いので姿をみせてくれます。
オキナグサ(キンポウゲ科)
花後の実の様子を、お爺さんの白髪にたとえて「翁草」。
宮沢賢治は童話「おきなぐさ」で「うずのしゅげ」と言っています。
『黒朱子の花びら、青じろい銀びろうどの刻みのある葉、それから六月のつやつや光る冠毛』
草全体が白いふかふかのやわらかな産毛に包まれている様子を表わすのは、その言葉がピッタリだと思います。
センダイハギ(マメ科)
もともと北国の海岸の砂地に自生する植物のようですが、ここの山の中の環境にも合うようで、自然に広がっています。まだ先始めなのでこれからが楽しみです。
ユーフォルビア・ポリクロマ(トウダイグサ科)
鮮やかの黄色で、まだまだ色の少ない庭園の中でひときわ目立つ存在です。
大株になると、こんもりときれいなドーム型になります。近寄ってみるとなかなかユニークな花形です。
4月中旬から咲き始め、花期も長く楽しめます。
ユーフォルビア・グリフィティ(トウダイグサ科)
こちらは目が覚めるような鮮やかなオレンジ色の品種。葉にもオレンジ味があります。
こちらはスッと立ち上げるタイプです。
クチベニスイセン〈口紅水仙〉(ヒガンバナ科)
花の中央部が赤く縁取られて、おちょぼ口に紅をさしたようでかわいらしいです。
スイセンの中では遅咲きで今が満開です。
庭園中腹のジューンベリーの並木の下で咲いています。
クマガイソウ(ラン科)
林の中では、クマガイソウが咲き始めました。
網目模様の袋のような花弁でユーモラスというかグロテスクというか・・・
今年は株数も増えているようです。
シジミバナ(バラ科)
ユキヤナギに似ていますが、八重咲で枝垂れずに枝に沿って咲くのが特徴。
枝物のドライフラワーとしても美しく仕上がります。
オヒョウモモ(バラ科)
別名シベリアザクラ。
鮮やかなピンクの八重咲の低木です。
キリシマツツジ(ツツジ科)
建物の裏側の色とりどりのツツジも咲き始めました。
林の中ではヤマツツジが、園路沿いではドウダンツツジも咲き始めています。
サクラから新緑、ツツジへと季節が移り変わっていきます。