09/22
2025
秋めく庭園
2025年09月22日(月)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2025
2025年09月22日(月)
中之条花楽の里
彼岸に入り、標高1000mの花楽の里は一気に秋が進んできました。
今朝の気温はなんと10度を下回り、一瞬目を疑いましたが肌寒さにすぐに納得しました。
今一番鮮やかな花といえば、ソリダコ・ファイヤーワーク
街中でも見かけるセイダカアワダチソウの仲間の栽培品種です。 枝分かれした花穂が幾筋にも伸び、名前のとおりまさに火花が飛んでいるかのようです。
蜜源としても貴重で、雨上がりのこの日は、羽音がにぎやかなほど多くの虫たちが訪れていました。
ソリダコの背景の低木、アメリカテマリカンボク(スノーボール)の葉も色づき始めて、秋を感じるエリアです。
ソリダコ群落の裏へ廻ると、シュウメイギクやシオンの花も。
シオン シュウメイギク
ここのシュウメイギクは大きいです。無施肥なのに。元々の山の土壌の豊かさと隣に立つサクラの木から毎年降り積もる落ち葉から土中の循環が成り立っているのでしょうか?
ぷっくらとした形が愛らしいヒオウギの実
周辺の植物も褐色のシードが目立つようになってきました。
ヒオウギの奥に見えるのは、ルドベキア・ヘンリーアイラーズ
切花でもドライフラワーにしても美しい宿根草。庭園にはここの1株しかありませんが、増やしたい花のひとつです。
秋の風情が感じられるエリアといえばここ。
左手前にワイルドオーツ。右手前はチカラシバ。右奥は斑入り葉が美しいタカノハススキ。左奥のオレンジの球が連なるのが一年草のライオンズイヤー。
ワイルドオーツ
チカラシバ
道端の雑草扱いの植物ですが、この穂の美しさには見とれてしまいます。
特に夕方の逆光に輝く姿がオススメです。
今年は草刈りのタイミングがよかったのか一面に出てきました。
秋の定番の風景はオミナエシの群落
秋が深まるとともにさらに秋色が深くなっていきます。
ひどい虫くいのアマランサス
無農薬のため葉がレース状になっていますが、それにも負けずシックな花穂がしっかりと育ってくれました。
こちらは宿根アスター・アンレイズ
深みのある赤い花芯と咲く前のグリーンの対比とユーモラスな形が印象的な花です。
花楽の里は、今開催中の「中之条ビエンナーレ2025」の会場にもなっています。
花々や雄大な景色の中の芸術作品もぜひお楽しみください。
ショップでは、球根や苗の販売もしております。
おなじみのチューリップも色や咲き方がちょっとステキなものを揃えてみました。
アリウムやカマシアなどの珍しい球根もあります。
お花好きの方はぜひのぞいて見てくださいね。