09/01
2025
宿根草ガーデンも終盤です。
2025年09月01日(月)
中之条花楽の里
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2025
2025年09月01日(月)
中之条花楽の里
9月に入りました。
暑い夏が続いていますが、吹く風には心地よさを感じます。
庭園では、ジョーパイウィード(西洋フジバカマ)の大株が大迫力で茂り、
それにも負けない勢いでピラミッドアジサイのライムライトが大型の花を付けています。
庭園の入口のアーチに絡むのはナツユキカズラ
アーチをくぐるとヘレニウムの花が花盛りになってきました。
花後に中心部分がお団子のようにまんまるに残ることから、ダンゴギクとも言われます。
花の表情も美しく、茎もしっかりしていて、地元の切花「六合の花」としても出荷されている花で、ドライフラワーにも加工しています。
見上げる程の大型の花といえば、ルドベキア・アイリッシュアイズ
こちらは、花も終盤で実の姿が目立つようになってきました。
そして、今見頃を迎えつつあるのが、キミキフーガ
白く長い穂を空へ伸ばすように咲いていきます。
乾燥の影響か葉が黒くチリチリになってしまい心配しましたが、最後の力をふり絞って花を咲かせているようです。
白い花で今最盛期なのが宿根アスター(ネバリノギク系)
こちらもしっかりとした茎で群落で咲きます。
オミナエシの黄色の花とも相性が良いです。
こちらは桃色種です。
こちらは数は多くはないですが、園内のピンクエリアで咲いています。
奥にみえるのは、ハナトラノオ
青花フジバカマも今がピークです。
一見、アゲラタムにそっくりですが、宿根の背丈の低いユーパトリウム(フジバカマの仲間) で膝の高さ程にしかならず、グランドカバーになってくれる優れものです。
今年は昨年よりこのエリアが広がってきているようです。この植物が増えてくれればいいなと思っています。
白花種も混ざっていて、その中から白いコスモスも顔を出してくれました。(ようこそ!)
そして、これからの主役はやはりオミナエシでしょうか?
庭園の奥のエリアは一面のオミナエシ。
高原に秋を告げる花マツムシソウも、草刈りにされた園路脇に増えてきました。
宿根草の花の季節もいよいよ終盤にさしかかってきました。
6月頃から背の低いものから咲き始め、フィナーレを飾るかのように背丈の高いものへと移り変わっていく自然の移り行きはよくできているなあといつも感心してしまいます。
庭園で増えすぎて困っているヒメヒマワリの仲間(ヘリアンサス)は、今年は花が咲き終わったタイミングで何度も切り戻しをしているためか、いまだに花の時期が続いています。
それはそれでありがたい花でもあります。(が、来年はやっぱりもう少し数を減らしたいかなあ)
こちらはペルシカリアの白花種。ペルシカシア・アルバ
ここでは、赤花のペルシカリア(タデの仲間の大型種)が旺盛ですが、この白花種が人目につかないところにひっそりといたので、今年の春に株分けして植えてみたもの。
日の目を見る場所でとりあえず咲いてくれたので、このまま広がってほしいと思っています。
自然の力での栄枯盛衰にまかせる部分と、それに人の都合(好みも含め)で育ってほしいもの、残したいものに手をかけてあげる、のがここの庭園管理のやり方かなと思っています。
自然のままでは弱肉強食のまま、繁殖力の強いものばかりに支配されてしまいますので。