07/23
2025
宿根草の花の盛りはまだまだこれから続きます
2025年07月23日(水)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2025
2025年07月23日(水)
中之条花楽の里
7月も後半に入り、さすがの山の上も暑さを感じる季節になりました。
ここ数日、昼過ぎになると雷鳴が轟きはじめ、バケツをひっくり返したような大雨と風。
背丈を伸ばした宿根草は倒れこむものも多くちょっと残念。恵みの雨か荒らしの雨か・・・
そんな山の天気もガーデンの栄枯盛衰を形づくっているのでしょうか?
さて、2週間前と同じ地点からの風景
全体的に草丈が伸び、淡いピンクの花たちの存在が目立ってきました。
ベロニカストラム・バージニカム
先端部分の花はピークを過ぎ、その下の小さな花穂が花盛り。
虫たちも蜜を集めにたくさん集まってきています。
ひょろりと細身の体(茎)に頭でっかちのたくさんの花をつけるので、雨の後は倒れこんでしまいます。
支柱で支えてあげても追いつきません。という程、庭園で増えてきた種類のひとつです。
淡いピンクの花で今花盛りなのは、ワイルド・ベルガモット
ワイルドとつくだけあって繁殖力旺盛で、庭園のあちらこちらで見られます。
葉や花に触れるとさわやかな香りがして癒されます。
倒れそうなものや、密集している所は切り取って、ドライフラワーにもします。
ドライフラワーにしても香りは残ります。
真っ赤な花で遠くからでも目立つのがクロコスミア
この一群があることで、この季節は風景が一気に華やぎます。
球根植物で繫殖力も旺盛。
葉っぱも大きくて、他の植物にかぶさって周辺の植物を絶やしてしまう傾向もあるため、花が終わったら思い切って刈り込みます。
花の前にもだいぶ刈り込んだのですが、もっと刈ってもよかったと思ってしまいます。
ネバリノギク
花の付け根がべたべたする粘液がでることよりこの名前があります。
トゲトゲした蕾(痛くはありません)の姿も愛らしいですが、これからどんどん花が開いていきます。
リアトリス
昨年の春先にイノシシが掘り起こしたエリアから株が発掘されたリアトリス
1年経って、株が充実して今年はたくさんの花を立ち上げています。
日本でも古くから親しまれている丈夫な植物です。
庭園の上部に白っぽい花の帯が広がります。
マウンテンミント
先端に小さなボタンのような形状のものが現れ、白い小花がつきます。
花の根元の葉(苞)は、うっすら雪が積もったようで、ウスユキミントと名付けたくなるくらい笑
産毛で覆われた葉は、やわらかくて触るととても気持ちよくて、手にミントの香りも残ります。
夏にうれしいさわやかな植物です。
白が目立つ花といえばこちら
ハンゲジョウ(半夏生・半化粧)
白いのは花ではなく、葉が変化した苞の部分。
夏至から11日目の暦の半夏生の頃に咲くとか、半分お化粧しているみたいだからともいわれるユーモラスな姿
花が終わると、白い部分はまた緑色に戻るというのも面白い。
花の種類も増えてきたので、この他に風景とともに花の名前だけお届けします。
白い花はフロックス 夏に人気の定番の植物です。
ナナカマドの下には、ヘメロカリス
さわやかなオレンジ色が印象的です。
淡いピンク色の花はフィリペンデュラ 庭園の一番高いところで遠くに山も臨めるオススメスポットです。
背景の木はギンドロ その手前にホソバマウンテンミント
先程のギンドロの木の反対側 バーベナ・ピンクスパイヤ ヘリオプシス(ヒメヒマワリ) アイアンウィードはこれから
入口の大きな看板のところからチップの小径も作り始めています。