06/13
2024
おまちかね エーデルワイスも開花
2024年06月13日(木)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2024
2024年06月13日(木)
中之条花楽の里
今週は梅雨前のお天気の日が続き、エゾハルゼミの鳴き声がにぎやかに響きわたる花楽の里です。
まずは、気になるエーデルワイスの状況から・・・
南側の株から花芽が開き始めています。

学名のLeontopodiumは「ライオンの足」という意味だそうで、「ライオンの肉球」を見立てたものと言われています。
白いほわほわの肉球・・・ライオンの肉球など触ったことも見たこともありませんが、なんとなく納得してしまいます。
和名の「ウスユキソウ(薄雪草)」も、白く雪をかぶった清楚な様子が思い浮かんで妙を得ていると感じます。

今年のエーデルワイスは、上の斜面の畑は無くしこちらのロックガーデンのみになります。
本来、高山の砂礫地に自生する植物なので、土の環境には合わず、本来の姿に近い環境でご鑑賞ください。

こちらの看板が目印です。

では、このほかの庭園の様子をご紹介させていただきます。
道路から登ってきた入口アーチのハニーサックル(別名ツキヌキニンドウ【突抜忍冬】)の花も開いてきました。

黄色の品種は、ロニセラ・テルマニアーナ(スイカズラ科)

庭園のトンネルは同じ品種ですがやや遅め。わずかな標高差のためなのか、昨年の秋に剪定をしたためなのかは分かりません。


庭園入口の八重咲クレマチスのアーチをくぐり、

最初に出会うユーモラスな花は、イエローキャンドル(ツルボラン亜科アスフォデリネ属)

蕾がたくさん付いていますが咲くのは一日なのか、花が開いているものは一輪だけでした。

下から咲きあがってくるため、下の方にはもう緑の実ができています。

園路を進んでいくと、白い花の世界が広がります。
こぼれ種で広がっているオルレア(セリ科)

そして、アキレア(キク科)
-1.jpg)
和名はセイヨウノコギリソウ【西洋鋸草】
葉の形が鋸のようにギザギザですが、とても柔らかな葉っぱなのでちょっと違和感を感じます。
独特の香りがあり、ヤローの名でハーブとして利用されます。
-2.jpg)
そして、アキレアの群れ咲く小径の奥にこれまたユーモラスな植物を発見!

トリトマ(ツルボラン亜科シャグマユリ属)
筒状の花の様子をたいまつに見立ててトーチリリーの名もあります。

先週紹介したサンショウバラの木陰のシャクヤクも開いてきました。


鮮やかな牡丹色の大輪もあります。

さらに小径を進むと・・・
アメリカテマリシモツケ(バラ科テマリシモツケ属)の一品種であるディアボロ

銅葉のカラーリーフは、遠景からもよく目立ち風景を引きしめてくれます。
白い小花とのコントラストも素敵です。

先週の記事で、花楽の里で唯一のバラはサンショウバラ・・・
と紹介しましたが、他にも自生のバラがありました!

ノイバラ(バラ科)
さわやかな香りを周囲にふりまいて、虫たちにとっても楽園。

今回は紹介したい花がありすぎて紹介しきれないので、後は写真と名前だけ・・・
アストランティア・ルビーウェデング(セリ科)


ゲラニウム・サンギネウム(フウロソウ科)和名:アケボノフウロ



ニッコウキスゲ(ユリ科)

ヤマボウシ(ミズキ科)


ナチュラルガーデンは、季節が進み気温の上昇とともに花の種類も増えてきます。
たくさんの花たちに会いにお越しください。
山の上でお持ちしています。
