06/24
2022
和洋の女王の共演
2022年06月24日(金)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2022
2022年06月24日(金)
中之条花楽の里
今週も前半は雨が続いたりやんだりと不安定な天候でしたが、今日から週末にかけては良いお天気になりそうです。同時に気温も高くなってきますので、湿気と熱による熱射病にやられないように皆様もお気を付けください。
さて、誰もが気になるエーデルワイスの状態ですが・・・ ロニセラ(ハニーサックル)のトンネルの更に上部にある区画では、数は半分ほどになりつつも、力強く生き残った個体たちの顔色がかなり回復してきています。元気なエーデルワイスは青白いオーラを放ちますが、それが写真や画面越しからでも伝わるのではないでしょうか。この様子からすると、来週末あたりが盛りになるかも知れません。
全体的に昨年のような華やかさはありませんが、昨年から続く湿気と霜にもやられずしなやかに力強く生き残ったエーデルワイスたちは、まさに不死の女王です。山の上庭園にいらっしゃる紳士淑女の皆様方を出迎えるに、ふさわしい佇まいをしていると思うのは私だけでしょうか。
同時にガーデン中央付近では、コマクサとエーデルワイスの、和洋の女王同士の共演も盛りを迎えています。このふたつの共演を普段着で見られる場所は、おそらく日本でここだけかも知れません。それほど珍しい光景なのではないかと思います。
ガーデンの方も夏味を帯びてきました。
アンチューサ・アズレアが鮮やかな青と銅葉の見事なコントラストを見せ、その近くではレッド・フェザー・クローバーが控えめに大きな毛玉を携え始めています。
ゼンテイカ(キスゲ)やセントジョンズワートもようやく咲き始めています。アカバナマツムシソウもちょうど盛りを迎えた頃ですが、例年に比べると様々な花が2週間は遅れている気がします。
トリトマ:フラメンコとトリトマ:キトリナが、オラルヤの海を背景に従えて背を伸ばしています。
トンネルではロニセラ:テルマニアーナ(ハニーサックル)が見頃を迎えました。その先ではもう二週間ほども咲き続けているオオベニウツギの姿に出会えます。
最後に、アメリカテマリシモツケ:ディアボロの白い花と銅葉をご紹介しながら、ガーデン内の様々な表情をお届けしたいと思います。
ところで、前回クジラネタをやったおかげで、「あ、本当にある!」とクジラとセルフィーを撮っていかれるお客様が増えたので嬉しい限りです。町の公共施設のオフィシャルな記事なのに、ゆるくて軽~い感じであることに驚かれる方も多いのですが、清々しい自然と戯れるのに眉間に皺を刻む必要は一切ありません。山の上庭園と同じように、あるがままの姿で、自然体でゆるりとお楽しみください。厳格なのはお給料だけで充分です。
ではまた来週。