09/25
2021
本格的な秋の到来です
2021年09月25日(土)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2021
2021年09月25日(土)
中之条花楽の里
寒暖差の激しい晩夏を終えて、山の上もいよいよ涼しくなってきました。
園内ではクレマチスやハニーサックルなどが思い出したように二番花を咲かせていますが、短い期間に儚く散る徒花かと思えば、感慨もひとしおでしょうか。
というわけで1日遅れて、9月25日の開花状況です。今後は最高気温が20℃を少し上回る程度の予想が続いていますので、ご来園の際には長袖や上着などの用意をしておきましょう。
園内ではコスモスがまさに見頃といった感じです。先週の状態で「見ごろだなあ」と思っていたのですが、今日の方がよほど見事でした。一方で散る花びらも増えていますが、コスモスの花びらが地面を装飾していく様子も風情があります。
そんなコスモスの陰に隠れて、シロクジャクも樹氷のように花を咲かせています。細葉の胴体に小ぶりな花が一斉に咲く姿は、不思議に凛とした佇まいを感じさせます。
ユーパトリウム・チョコレートと、白花フジバカマもしっかりと咲きました。とくに後者は青花のフジバカマと混じるように咲いおり、足元を華やかに彩ってくれています。
そして、ようやく山の上でもヒガンバナが咲いてくれました。下界では田んぼのあぜ道にもズラリ勢ぞろいするほど咲いていますが、山の上では数少ないながらも、その姿を見せてくれています。
さて、秋と言えば、そろそろ「実」が気になるお年頃の方も多いと思われますので、レストハウス裏手にあるヤマボウシの実が鈴なりであることをお知らせいたします。
このトゲトゲな独特の風貌のせいで、食べられることを知らない方は多いようですが、食べられます。マンゴーに近い味だそうで、これを試さないのは勿体無いにも程がありますね。
と、いうわけで、早速もぎたてをその場で実食!
オレンジ色よりも紅色になったものが食べ頃です。皮は吐き出しましょう。
うん、ねっとりとした舌触りと食感はまさにマンゴー!
味の方は、えー、あれですね、とても優しくて、繊細で、奥ゆかしくて、儚い感じの、幽幻な、甘みと酸味を感じます。
例えるならば100倍薄めたマンゴーという感じでしょうか。個人的にはアケビに近いものがあると感じましたので、私のようなアケビ好きには良いかも知れません。
試してみたい方は自己責任でご自由にどうぞ。
天気が良いと空の高さというものを本当に実感する日々です。そんな写真を並べてみますので、画面から秋の到来を感じていただけたらと思います。
今後は一気に涼しくなっていくと思いますので、みなさまも体調管理には充分に気を付けて、恵みの秋を迎えましょう。