このGWには多くのお客様にご来園いただき、心より感謝申し上げます。ちょうどジューンベリーとユキヤナギが見頃だったこともあり、みなさま園内をくまなく散策してらしたのが印象的でした。

さて今日の山の上ですが、ハナモモが満開を迎えました。ちょうど花盛りを迎えましたので、この週末から来週頭までは楽しめそうです。

ところで今年のハナモモは「源平咲き」が少ないように思います。何かしらの原因があるのか、ただの印象なのかはわかりませんが・・・

ガーデンの方に目をやると、ボケやクラブアップルなどの花木が花をつけています。オヒョウモモも見事な八重咲きで豪華な姿を見せてくれています。

地際にはキャットミントやセンダイハギなども出てきました。真っ白なシバザクラも美しく咲いています。

というわけで目を皿のように地面を探っていたら、毛虫と遭遇しました。

とかく嫌われ者の毛虫ですが、もふもふした毛が生えてモコモコしており、さしずめ動く毛玉と言える姿なので、なぜこれが人気にならないのか不思議です。もし毛虫のぬいぐるみがあったらバカ売れすると思うのは私だけでしょうか？

なお私は毛虫は嫌いです。

園内の頂上部ではシラカバが新緑を身に纏っています。ドウダンツツジも気の早いものはもう釣鐘状の花をつけはじめました。

花期の短いジューンベリーの花はほぼ終わってしまいましたが、その木立の下にはスノーフレークが一群を形成しています。白いつぶつぶが可愛らしくも壮観なので、ぜひご覧ください。

遊歩道のあちこちにはフデリンドウやハルジオン、ミツバツチグリが咲いています。前者は直径1cm程度の花なので、よく見ないと見逃してしまいます。後者ふたつはどこにでもある雑草ですが、名前は知らないという人も結構いると思います。

ノイバラも花を咲かせ始めました。実は冬の間に根元から倒れてしまっていたのですが、そのままの姿で生きる姿には感動を禁じえません。

沢の近くではモミジイチゴとホソバノアマナが見られます。

山の上もとにかく色々なものが次々に出てきたので撮影も紹介も大変で私にとっては忙しい季節になってきましたが、新緑の木漏れ日と暑さの穏やかな調和を楽しめるのは今だけですので、清々しい気分を味わいたい方はぜひ、山の上へご来園ください。