関東では史上最短最速の梅雨明け宣言が出ました。連日の猛暑日でうんざりされている方も多いでしょうし、私たちも口々に「暑い～」とボヤいていますが、それでも山の上は「下よりも過ごしやすい」とおっしゃるお客様が多いようです。

さて現在の園内の様子です。

エーデルワイスは今咲き始めている個体もありますが、全体的にはほぼ終わりました。コマクサとの共演も今週末で終わるものと思います。コマクサ自体は（例年であれば）8月まで見られますので、和の女王の方が盛りの期間は長いようです。

一方でそれと入れ替わるようにアナベルが急速に花芽を伸ばし始め、現段階でも「今年も一面真っ白になりそうだ」と思わせる勢いです。アナベルは元気なようでホっと一安心。

というわけで、山の上の木の実が気になるお年頃の皆様、お待たせいたしました。ジューンベリー完熟宣言が私庁より発表されました。

ただし残念ながら、私が二日間のお休みをいただいてる最中に完熟していたため、もうすでに熟す期間を終えて落果しそうな気配です。あと一週間程度は生っているとは思いますが、食べてみたい方はお早めにどうぞ。（自己責任の下で）適当にもいで好きに食べてください。

味の方は、去年よりも甘酸っぱくて美味しいような感じがすると表明しても問題ないような気が若干する感じです。

ところでガーデンの方では連日の猛暑日により、7月あたりに咲く花が一気に咲いたため追い切れません。特にノコギリソウの仲間たちがこの2～3日で一気に咲きました。

他にも色々なものが咲いているのですが、あまりにも多く、いつものように個別紹介だと長くなりますので、ガーデンと園内の様子をそのままお届けします。花の名前はウェブサイトに据え付けの園内植物図鑑（リンク先最下部）でご確認ください。

お気づきかも知れませんが、後半は涼しげな画像にしました。

山の上庭園は自然庭園の名の通り、シェード（日陰）領域が多いのも特徴です。日陰に入ると山の優しい風と鳥の声が心地よく、遠くに響く沢と川の音がもうひとつの涼を届けてくれます。こういう時期には、自然が届けてくれる要素の多さに改めて驚くと同時に、その有難味を身に染みて実感しますね。

うだるような暑さが続きますので、熱中症には充分気を付けてお過ごしください。ではまた来週。