つい先日、めまいと冷や汗と頭痛と吐き気に襲われました。調べてみたら熱中症の症状そのものだったのですが、その日は特に気温が高かったわけでもなく、なぜそんなことになったのか原因がよくわかりませんでした。おそらくは、水分かナトリウム分かミネラル分か根性が不足していた結果だと思いますが、気温が高くなくても私のように根性が足りないと熱中症になる可能性がありますので、みなさまもお気をつけください。

さて、霧雨がしとしと降り続け、とても涼しい山の上です。基本的に雨の日は撮影には出ないのですが、雨ならではの空気感をお届けしたいなと思い、不足した根性を振り絞って撮影してきました。

雨にはアジサイが似合うということで、アナベルがほぼ咲きそろい始めています。来週末あたりには一面、雪見だいふくの世界が広がっているかも知れません。

エンドレスサマーも頂上部は咲きそろい始めましたが、それ以外のところがナリを潜めておりどうなるかわかりません。

山際ではエゾアジサイがアンティーク・ブルーな花を咲かせ、その反対側ではノリウツギが似たような花を咲かせています。

一方でガーデンの方では、先週にご紹介した花以外にも、いろいろと咲き始めています。

シルフィウム・モーリィや、バーベナ：ピンク・スパイア、ネバリノギクが咲き始めてきました。

ヘメロカリス・フルバはひときわ大きな花弁を垂らし、その近くではクロコスミア：ルシファーがハルジオンの間から一斉に顔を出し始めました。この光景は私のお気にいりのひとつです。

山ならどこにでもいるコマツナギと、社会ならどこにでもいるドクダミの、どこでもいるコンビも可愛らしい花をつけています。

というわけで、山の上庭園も自然庭園ならではの、緩やかに時が流れているような光景が見られるようになっています。最後は庭園内の涼しげな、自然のままの画像をお楽しみください。

ヤマユリも房を下げ始め、私の大好きなレンゲショウマも、ようやく飴玉ような頭を出してくれています。これからの時期の山の上が見せる光景は何度見ても飽きません。ぜひ皆様にも、私の“推し”を共有していただきたいなと思いますので、ぜひ山の上までお越しください。スタッフ一同お待ちしております。