梅雨が明けたと思ったら戻ってくる。この現象を「戻り梅雨」と呼ぶらしいのですが、私も含めて初めて耳にした方は多いのではないでしょうか。もちろん山の上も連日の雨でしたが、昨日の午後から晴れ間が広がり、この週末は天気も安定しそうなのでひと安心です。

アナベルがちょうど見ごろを迎え、一面真っ白でなかなか壮観な光景を見せてくれています。画面内に映っている白いものは全て雪見だいふくです嘘です。

頂上部ではエンドレスサマーも咲いていますが、それ以外の区画ではまるで花芽が出ていないので今年もダメかも知れません。

ブルーベリーも順繰りに熟し始めていますので、いつ来ても食べごろのものがあると思います。好きに採集して食べてください（自己責任で）。

園内では新たに、フロックス・パニキュラータ種が色とりどりの姿を見せてくれています。

山陰ではヤマユリが大ぶりな花を咲かせ、フシグロセンノウもオレンジシャーベット色の花を咲かせ始めました。

階段脇にはキキョウも鮮やかに咲き誇り、そしてようやく、私の大好きなレンゲショウマの姿が見られるようになりました。

午前中に雨が降っていたため、今回の撮影は珍しく夕方になってしまいました。ここからは夕暮れ時の山の上の光景をお楽しみください。

お気づきの方もいるかも知れませんが、虫たちの活動がすさまじく活発なので、花を撮影しているのか虫を撮影しているのかわからないレベルです。画像の中に何匹の虫たちがいるのか数えてみるのも面白いかも知れません。

今年は天候がどうも妙な気がしますし、今頃咲き始めるオオデマリなどがあったりするのですが、昨年よりは涼やかな風が吹き付けてくるので、幾分過ごしやすい夏になりそうな気配です。山の上と下とでは本当に体感温度が違うので、下の暑さに耐えきれなくなったら、ぜひ山の上まで避暑においでください。