07/16
2021
山の上もようやく夏へ
2021年07月16日(金)
中之条花楽の里
最新の開花情報をお届けします
2021
2021年07月16日(金)
中之条花楽の里
梅雨の長雨もようやくひと段落し、太陽が戻ってきました。いよいよ梅雨明け間近の夏本番なのか、あちらこちらで虫のツガイも見られるようになりました。
そんな中、1か月ほどに渡って私たちの目を楽しませてくれたエーデルワイスがいよいよ終わりを迎え始めました。時季の終わりと長雨の湿気にやられてしまったものから順次剪定を行っています。また来年にむけて、しばし英気を養ってもらいましょう。
入れ替わるように、園内中腹ではアナベルが8分咲きほどになっています。来週から8月にかけて見頃を迎えるのではないでしょうか。エンドレスサマーはまだまだですが、気の早いものは既に鮮やかな青色を見せてくれています。
一方、ガーデン内ではついにエキナセアが花を咲かせ始めました。不思議なサテンカラーと大ぶりな形で人気がある花ですが、やはり実際に目にすると形容しようのない美しさがありますね。
他には、フィリペンデュラや宿根アスター、クサレダマなどが咲いています。既に咲き揃っているヘリオプシスやアキレアと共に赤や黄や白の賑やかなガーデンを演出してくれています。
その脇の斜面では、クロコスミアとハルジオンが紅白の美しいハーモニーを見せてくれています。この組み合わせで平野が埋まったら、さぞかし絶景かも知れません。
さて、気温が高くなり、撮影で歩くのにも汗だくで苦労するようになってきました。中腹にある四阿(あずまや)で一息入れて水分補給をしているとベンチ脇にゴーストフラワー(というアートがあります)のようなクモの巣が!
幽玄な花のような形に、自然の摂理と関数的な見事さを感じます。
ちなみに作者が在廊していたのでご尊顔を撮影しようと試みたのですが、小さすぎてカメラのピントが合わず、あえなく断念。体長1cm、ウェスト2mmほどのスレンダーなお方でしたよ。