5月14日の山の上庭園です。まだかまだかと春を待ち、ようやく春が訪れたと思ったらあっという間に過ぎ去り、天気の良い日は汗ばむほどの陽気に見舞われている山の上です。

ジューンベリーは2週間ほどの花期を終えて、実りの6月に向けて準備中。また、ユキヤナギは5分ほど、ハナモモは8分ほどの花勢になりましたがまだまだ美しい姿を披露してくれています。

入れ替わるように、春の終わりと初夏の訪れを告げるツツジが出てきました。キリシマツツジが続々と花を開き始め、呼応するようにヤマツツジも咲き始めています。ヤマツツジの傍らにはヤマブキも咲いており、野生組が競っているかのようです。

ガーデンではフロックス（ツルハナシノブ）たちが勢いを増しています。紫がかった青や桃に咲くフロックスは、これからが本番。ボケの花も鮮やかな赤を空中に開き始めました。

ユーフォルビアやアジュガなども大きくなっており、合間からはシラー・カンパニュラータ、ブルー・キャットミント、アネモネやワイルドチャービルなども顔を出し始めてきました。

足元を見ると、イブキジャコウソウが粒のような花を咲かせ始めています。花木の根元を覆うかのように広がるイブキジャコウソウは草っぽいのですが、実はごく小型の木、らしいですよ。それを知ってビックリしました。

高山植物や山野草としては有名ですが、まだまだ知らないことが多いです。

徐々に賑やかになっていく山の上庭園。この週末と翌週はあいにくのお天気が続くようですので、来園の際には防寒防雨対策をお忘れなく。