冬期休園をいただいていた庭園も新年度がスタートしました。
「山の上」として親しまれていた名称も「花楽の里」に変わりました。
（HP上の名称変更はもうしばらくお待ちください。）

今日は二十四節気では「清明」
すべてのものが清らかで生き生きする頃のこと。

太陽の光も力強さを増し、厳しい冬を越した植物たちも動き出しました。

一番に咲き始めたのは…

コモン・ラングウォート（ムラサキ科）
「ラング」は肺を意味し、肺の治療薬とされてきたハーブの一種だとか。
青い小花は赤みがさすこともあり、色の変化が美しい。
横に広がっていきグランドカバーにも向いているそう。

そして、フキノトウも顔を出しています。
雄株と雌株があるそうです。お味も違うのだとか‥‥

３月には雪が降っては解けてを繰り返していましたがようやく雪もなくなり、茶色い土の中からは新しい命が顔を出し始めました。

ただただ残念なことには、今年はイノシシが大暴れを繰り返し、あちらこちらを猛烈な勢いで掘り返しているのです。
それはまるでユンボで掘り返しているがごとく‥‥
特にアジサイの根元が気に入っているようで、大きな穴があいているところも‥‥


順次元に戻してはいるもののなかなか追いつきません。
いきものと自然との共生を謳ってはいるものの、これは勘弁してほしいといったところです。

建物へと向かう路脇のスイセンも土と一緒に掘り起こされてしまいましたが、これも分球をするチャンスと良いほうに
捉えて、一部は分けて植える事もできました。（今の時期にしてよいのかは分かりませんが‥‥）
蕾が膨らんでいますが、咲くのはもう少しでしょうか？

また、お問い合わせもいただいているハナモモですが、こちらはまだまだ蕾も硬いです。
例年ですと、４月20日頃から咲き始めますが、今年はもう少し遅れるかもしれません。

周辺の山並みは、まだ雪の残る風景ですが空の色は確実に春です。

始まりの春。今年もどうぞよろしくお願いします。